給料が少なく、何とかしてお金を稼ぎたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、現代では銀行に預けていても利子はほとんど期待できません。効率良くお金を増やすには「投資」のように積極的な行動を起こすことも大切です。
そこで今回は、貯蓄や節約といった定番のお金の増やし方を踏まえ、投資の種類やお金が増えない原因などについて詳しく解説します。
目次
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1.お金を増やす方法とは
2.貯蓄とは
3.節約とは
4.投資とは
4-1.株式投資とは
4-2.純金積立とは
4-3.投資信託とは
4-4.不動産投資とは
4-5.iDeCoとは
5.お金が増えない理由
5-1.何気なくお金を使っている
5-2.お金の増やし方を知らない
お金を増やそう！
1.お金を増やす方法とは
お金を増やす方法はさまざまですが、その中でも基本的なものといえば「貯蓄」「節約」「投資」が挙げられます。それぞれどのような特徴があるのか、詳しくチェックしましょう。
2.貯蓄とは
お金を増やす最も確実でリスクが低く、まず試したい方法といえば「貯蓄」です。お金を使わずに毎月少しずつでも貯めていけば、時間の経過とともにお金は増えていきます。誰でも実践でき、急にお金が必要になったときはすぐに使うことができるので非常に便利です。
貯蓄する金額は人それぞれですが、余った生活費を貯蓄に回すという方法ではなかなか増えません。出費の金額次第では、ほとんど貯蓄できない場合もあります。このため、毎月給料が出たら先に貯蓄分を抜いておき、残った金額を生活費に当てると良いでしょう。
なお、財布や自宅に貯蓄するのはおすすめできません。すぐ手が届く場所にお金を置いていると、つい使ってしまって一向に増えないことも多いです。お金を貯めるのは意外と難しいため、貯蓄をする場合は金融機関などの口座にお金を入れておきましょう。生活口座ではなく普段あまり利用しない口座を貯蓄用にすると、ついお金を引き出して使ってしまう心配もありません。預けた金額に応じて利子もつくので、確実にお金を増やすことができます。
ただし、貯蓄はあくまでも自分が預けた分だけ増えていくものです。金融機関にもよりますが利子はついてもごくわずかなので、お金を大幅に増やすのは難しいでしょう。
3.節約とは
お金を増やしたい場合、発想の転換で「出費を減らす」つまり「節約する」ことも効果的です。給料が変わらなくても、無駄な出費を抑えればその分手元に残るお金が増えます。
節約するときは、まず支出の中で大きな割合を占める家賃を見直してみましょう。一般的に、家賃は収入の約3割に抑えることが望ましいとされています。給料が20万円の場合は約6万円、給料が15万円なら5万円ほどが目安なので、給料と比べて家賃が割高な場合は引越しを検討すると良いでしょう。もちろん、給料の3割にこだわる必要はありません。家賃が安ければ安いほど出費を減らせるので、貯蓄を増やしたい場合は目安より安い物件を探してみましょう。
他にも、毎日ペットボトル飲料やコーヒーなどを購入している場合、水筒持参に変えるだけで1カ月あたり数千円の節約になります。同様に、食事を外食から自炊に切り替えたり、スマホを大手キャリアから格安SIMに変更したりするなど、節約方法は数多くあります。
あまりストイックになり過ぎるとストレスがたまって長続きしにくいので、無理なく実践できるものから試してみましょう。
4.投資とは
貯蓄や節約は確実にお金を増やせますが、増やせる金額はあまり多くありません。将来のためにもっとお金を増やしたい場合は、大きなリターンを得られる可能性がある「投資」も効果的です。投資にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なるので基本的なものを押さえておきましょう。
4-1.株式投資とは
株式投資とは、証券会社などに開設した口座を通じ、企業の株を売買してお金を増やす方法です。株は時期によって価値が上下するため、安い時期に購入して高い時期に売却すれば利益（株式売却益）を得ることができます。ただし、売却時の株の価値が購入時より下がっていた場合は逆にお金が減ってしまうので、売却のタイミングには注意が必要です。
また、株を購入するとその企業の株主となり、売却するまでは業績に応じて配当金を受け取ったり、株主優待で商品・サービスの割引クーポンをもらえたりすることもあります。投資の中では代表的な方法であり、さまざまなメリットがあるためお金を増やす以外の目的で株式投資をしている人も少なくありません。
なお、株式投資で利益を得た場合、利益に対して20.315％の税金がかかります。例えば、売却で5万円の利益が出たとすると約1万円が税金となり、手元には約4万円が残るという計算です。
「税金が高くてもったいない」と感じる場合は、証券会社や銀行、生命保険会社などでNISA口座を開設すると良いでしょう。NISAとは少額投資非課税制度のことで、年間120万円までの利益が最長5年間非課税になるという制度です。120万円までという上限はあるものの、投資で得た利益を丸ごと自分の手元に残せるので効率良くお金を増やせます。
4-2.純金積立とは
純金積立とは、証券会社や貴金属販売会社と契約し、毎月決まった金額の「純金」を購入する投資方法です。契約する会社にもよりますが1000円という少額から投資することができ、毎月契約した金額が口座から引き落とされて純金の購入にあてられます。決まった金額だけを投資に回せるため大きな損をするリスクがなく、価値が安定している純金を購入するため分散投資にも最適です。
また、購入した純金は契約した証券会社などに保管されるため、自宅に置いておく必要はありません。保管スペースやセキュリティの心配をしなくて良いので、手軽に始められるでしょう。
ただし、純金積立は数百～数千円の年会費や、売買時に2％ほどの手数料がかかります。契約する会社や積立金額によっても変わりますが、年間のトータルコストが意外とかかることもあるので注意しましょう。
また、純金の売却で譲渡益が出た場合は税金も発生します。純金の譲渡益とその他の譲渡益を合わせて50万円までなら非課税ですが、それ以上になると利益に応じた税金を支払わなければなりません。
4-3.投資信託とは
投資信託とは、資産運用のプロである「ファンドマネージャー」にお金を預けて運用してもらう方法です。投資は内容や売買のタイミングなどが複雑でわかりにくく、初心者が利益を得るのは簡単ではありません。そこで、自分の代わりに知識・経験ともに長けたファンドマネージャーに運用を行ってもらおうというわけです。
投資には株式や債券などさまざまな種類がありますが、どれに投資するかは基本的にファンドマネージャーが決めます。投資家は資金を出すだけで良いので、投資の知識や経験がなくても問題ありません。
ただし、投資である以上、プロが運用しても利益を出せないこともあります。元本保証がなく、預けたお金をすべて失ってしまうリスクもあるので注意しましょう。必ずお金を増やせるとは限りませんが、それでも素人が投資するよりもファンドマネージャーが運用したほうが、利益を出せる可能性はグッと上がります。投資はしたいものの、自分でやるのは自信がないという人に最適です。
なお、投資信託も株式投資と同じく利益に対して20.315％の税金がかかりますが、こちらもNISA口座を活用することで一定の利益まで非課税となります。
4-4.不動産投資とは
不動産投資は、不動産を購入して他の人や企業などに貸し出し、家賃を得る方法です。アパートやマンションなど、賃貸物件の大家をイメージするとわかりやすいでしょう。人気のエリアやアクセスの良い立地など、入居者のニーズを見極めて物件を購入すれば継続的かつ大きな利益が期待できます。
「不動産を購入するほどの資金がない」という人も多いでしょうが、アパートローンやプロパーローンなど不動産用のローンを活用すれば購入も夢ではありません。ローンの審査に通過できれば、住宅ローンと同じように毎月決まった金額を支払えば良いので、まとまった資金がなくても不動産投資を始められます。
また、物件を建物ごと購入するのではなく、ワンルーム投資のように1室だけを購入する方法もあります。家賃は1室分しか得られないので大きな利益は出にくいですが、購入費や管理費などが抑えられるので比較的始めやすいでしょう。
なお、不動産投資で利益を得るには入居者がいることが大前提です。空室だと安定した家賃収入を得られないので、ニーズの低い物件を購入すると大きな損をしてしまいます。空室になってもすぐに入居者が入る物件かどうか、事前に十分なリサーチが必要です。
4-5.iDeCoとは
iDeCoとは、定期預金や保険、投資信託といった商品を自分で選んで運用する年金制度です。加入すると商品に応じて毎月一定の掛け金を支払い、掛け金と運用で得た利益を受け取ることができます。
60歳以上になったら年金もしくは一時金として受け取れますが、それまでは原則引き出せません。このため、将来のためにお金を増やしておきたい人や、ついお金を引き出して使ってしまうことが多い人に最適です。
また、税金面でのメリットも大きく、運用で得た利益は非課税となります。株式投資や投資信託では利益に対して20.315％の税金がかかりますが、iDeCoの運用ならこれが必要ありません。利益を丸ごと自分のものにできるのは、投資をする上で大きな魅力です。
さらに、掛け金がすべて所得控除の対象になる、将来受け取るときに公的年金等控除や退職所得控除の対象になるなど、さまざまな優遇措置を受けることができます。
ただし、iDeCoは誰でも自由に加入できるわけではありません。基本的には60歳未満なら加入可能ですが、国民年金保険料を支払っていない人や農業者年金に加入している人などは加入できないので注意が必要です。また、厚生年金保険に加入している人も状況によっては加入できない場合があるので、一度iDeCoの公式サイトで加入資格を確認してみましょう。
5.お金が増えない理由
なかなかお金が増えないと悩んでいる場合は、まずその原因を把握することも大切です。原因がわからないままでは、いくら貯蓄や節約、投資をしても十分な効果が得られない可能性もあります。基本的な原因を2つ挙げるので、該当するかどうか確認してみましょう。
5-1.何気なくお金を使っている
お金が貯まらない人は、普段から何気なくお金を使っていることが多いです。例えば、仕事帰りに毎日コンビニに立ち寄って何か買ったり、スマホのゲームに課金したりしていないでしょうか。1回に使う金額は微々たるものでも、それが積み重なると思わぬ出費になります。毎日のご褒美にビールを1缶買っていた場合、1缶200円として1週間で1400円、1カ月で6000円、1年だと7万円以上にもなります。このように細々とした出費を毎日続けていると、自分ではお金を使った感覚がなくても、知らないうちにお金がなくなってしまうこともあるのです。
お金を増やすには、こういった無駄な出費を避けることが欠かせません。まずは家計簿をつけるなどして、自分が何にいくら使っているのか把握してみましょう。出費の内訳がわかれば、それが本当に必要なものかどうか判断できます。無駄な出費を自覚したら、次から無意識な買い物を我慢できるようになるでしょう。
あらかじめ用途別に使える金額を決めておき、その範囲内で生活するなど計画を立てておくことも重要です。
5-2.お金の増やし方を知らない
お金が増えない原因には、そもそもお金の増やし方を知らないということも挙げられます。貯蓄や節約といった定番の方法は挑戦しやすいですが、どうしても増やせるお金には限界があります。
特に現代はどこの金融機関も超低金利であり、預金につく金利がわずか0.001％というケースもあるほどです。これでは、1年間にわたって100万円を預金したとしても、利息はわずか10円ほどしかもらえません。
▼超低金利時代を迎えて「金利の推移」
出所：日本銀行
10年でも100円程度しか増えないため、お金を増やしたいなら給料を増やすか、リターンが期待できる投資を検討するしかないのです。
しかし、給料は自分の意思で増やせるものではありませんし、給料の高い会社への転職も簡単ではありません。この点、投資であればプロに任せるなど方法次第では利益も期待できるのに、お金の増やし方を知らない人は投資の存在や仕組みを正しく理解しておらず、挑戦すらしていないことが多いのです。
何もしなければ、当然お金は増えません。お金を増やしたいなら、まずはどのような方法があるかを知り、リスクや自分に合っているかどうかなどを考えて挑戦することが大切です。
お金を増やそう！
副業を認める企業が増えるなど、現代はお金を増やすことに大きな関心が集まっています。貯蓄や節約以外にもお金の増やし方は数多くあり、ポイントを押さえれば初心者がお金を増やすことも夢ではありません。特に投資は少額から始められるものもあり、また税金の優遇措置もあるため挑戦しやすい環境が整っています。
それぞれの特徴を知り、自身に合った方法でお金を増やしてみましょう。
当サイトでは、スマホや在宅でできるおすすめネット副業でお金を稼ぐ方法を紹介していますので、副業・副収入でお金を増やすことに興味がある方は、こちらも参考にして頂ければと思います。
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投資や資産運用でお金を増やす方法についても色々と紹介しています。株式・投資信託・債券、FXや仮想通貨、不動産投資、金投資など様々な情報をお伝えしています。こちらもお手隙の際で見て頂ければと思います。
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