株式投資でお金を増やす方法とは?投資の代表格の株式ですね

株式投資でお金を増やす/投資の種類&おすすめ

投資や資産運用と言ったらコレ!というくらい代表的な投資方法である「株式投資」に関してお伝えします。

投資の種類としては、FXや仮想通貨、不動産、金・先物、外国為替などもあり、今では色々な新しい金融商品も出ていますが、投資初心者の方でも最初にイメージしたのはやはり「」じゃないでしょうか。

それくらい投資・資産運用の代表格ですし、当サイトの投資・資産運用マニュアルにおいても、「株式投資」は中心的なテーマになりますので、まずはこちらの記事で基礎を把握していただければと思います。

 

株式?株式会社とは?

株式投資は、株式会社が発行する株式を買うことからはじまります。

では、株式会社とは?株式って?といった話を簡単にお伝えします。

会社を作って新しいビジネスをはじめる場合、まず最初に資金が必要になります。会社は株式を発行して、資金を集めます。そのときに、資金を出してくれた人が株式を保有することになります。株式を保有している人を株主といいます。

例えば、1株1万円の株式を500枚発行した場合、会社は500万円の資金を調達できます。会社のビジネスが成功した場合に、会社は株主に利益を還元します。このように株式を発行して資金調達し運営される会社のことを、株式会社といいます。

株式の価格(株価)は、その会社のビジネスの成長によって変化します。業績が拡大すれば、1株1万円から2万円になる場合もありますし、業績が低迷・縮小すれば5000円になる場合もあります。

 

どうしたら株式を買うことができるの?

先程、株式や株式会社の基本的な仕組みを説明しました。株式会社は日本に約89万社以上あると言われています。

だがしかし、私たちが株式を買ったり売ったりできるのは、そのうちの1%にも満たない約3700社程度になるのです。

その理由は、私たちが株式を買うことのできる会社というのは、基本的に証券取引所に上場している株式会社だけだからです。

聞いたことがあるかもしれませんが、世の中の企業の99%以上は中小企業と言われる事業者であり、99%以上が証券取引所に上場していない非上場企業になります。
参考:中小企業白書2019 中小企業庁-経済産業省

上場というのは、株式市場で株式が自由に売買できるようになることで、証券取引所に株式公開することです。上場企業は世の中の1%にも満たないくらいなので、上場している時点で様々な厳しい条件をクリアしたレベルの高い会社といえます。

具体的に株式を買ったり売ったりする方法としては、まず証券会社に口座を開設することが必要になります。そして、証券会社を通して、証券取引所の市場に取引の注文を出します。

なので、私たちが株式投資をやる上では、証券会社が必須の存在になってきます

投資初心者にとっては、最初に証券会社を選ぶのも苦労するかもしれません。証券会社の窓口や電話で取引の注文をすることもできますが、最近ではネットで取引するのが基本です。手数料も安く、スピーディな取引ができ、そして安心できるネット証券を利用します

 

株式投資でお金を増やす方法とは?

株式投資でお金を増やす方法は、主に以下の3点です。

  1. 株価の値上がり益(キャピタルゲイン)
  2. 配当金収入(インカムゲイン)
  3. 株主優待

 

1.株価の値上がり益(キャピタルゲイン)

買ったときの株価よりも売ったときの株価が高くなれば、株価の値上がりが利益になります。この株価の値上がり益をキャピタルゲインともいいます。

例えば、1000円で買った会社の株価が2000円になり、そのときに売った場合、1000円分の株価の値上がりによって利益を得られます。

株でお金を増やすと言う場合、ほとんどはこの株価の値上がり益で稼ぐことを指しています。

株価は毎日変動します。投資をする人の会社に対する評価が上がる(みんながその会社の株式を買いたい)と株価は上昇し、逆に会社の評価が下がる(みんながその会社の株式を売りたい)と株価は下落します。

なので、「業績が伸びて成長する会社」「将来的にみんなが評価する会社」を見つけて、投資することができれば、売却時に企業価値が上がっており、値上がり益(キャピタルゲイン)を得ることができます

2.配当金収入(インカムゲイン)

会社は事業活動から生まれた利益の一部を、株式を保有している人に還元します。この株主に分配するお金のことを配当金といいます。配当金収入のことをインカムゲインともいいます。

配当金は、利益を分配するものなので、利益を多く出している会社ほど、とうぜん配当金も多いです。

ただ、会社にとっての利益は今後の事業活動を行う上での軍資金にもなります。

なので、利益を会社に残すことで事業のための資金を確保し、「もっと業績を成長させる」「将来的にもっと利益を出す」という考え方(内部留保)もあります。これは株主にとっては「今配当金としてお金をもらわずに、会社に再投資する」という見方もできます。

そういったことから、配当金は会社によって支払われる金額や支払われる回数などが異なり、全く配当金を出さない会社もあります。

3.株主優待

会社が株主に対して、株式の保有数に応じて、自社の商品やサービスの特典などを無償で還元することを株主優待といいます。

直接的にお金を増やす方法ではないですが、株式を持っていることで経済的な特典を受けることができます。

ファミリーレストランの食事券やテーマパークのチケット、お米や図書カード、地域の特産品などを配る会社もあります。株主優待ならではの特別な特典もあったりします。

そのことから、人によってはこの株主優待を目的として株式投資をする人もいます。

株主優待制度は各会社独自のものなので、優待回数や特典内容についてはそれぞれ異なり、年度ごとに内容を変更する会社もあります。

 

荒業というか本流ではないですが、この株主優待で得たものを転売して稼ぐというお金の稼ぎ方もあります。笑

 

初心者が知っておくべき株式投資の基本

会社の株式には銘柄(企業名)と銘柄コード(企業番号)があります。

例えば、トヨタ自動車株式会社は銘柄コード「7203」で、パナソニック株式会社は銘柄コード「6752」といった感じです。

個別に会社の株を買う場合は、その会社の成長性・将来性をしっかりと調べて、未来の利益を見込んで株式を買う必要があります。

調査や分析のやり方は色々あります。例えば、PER・PBRといった指標を分析して、利益・資産に対して株価が割安な会社の株式を買うやり方などがあります。

PERとは株価収益率のことで、株価を1株当たり利益で割ったもの
PBRとは株価純資産倍率のことで、株価を1株当たり純資産で割ったもの

これらの具体的な専門知識は追ってご紹介していきますので、いまは株式投資の全体像をつかんでいただければと思います。

 

株の規模には、以下の4つがあると言われています。

      大型株:東証一部、時価総額と流動性の高い上位100社の株
      中型株:規模的に大型株のワンランク下の上位400社の株
      小型株:大中に含まれないベンチャー企業の株
      一般株:上の区分に含まれない株

 

株式投資のおもしろいところでもあり、難しいところでもあるのですが、株価というのは、必ずしも会社の業績・規模だけを反映したものではなくて、最終的には投資する人たちの需要と供給(買いたい売りたい)によって決まるということです。

会社の業績が要因で株価が上がったり下がったりする以外にも、そのビジネスの業界状況やニュース的な情報が投資する人たちの会社に対する評価に影響を与え株価が変動します。

大型株や中型株のように堅調な業績を維持している会社の株価が急に変動することもあるのです。一方で、小型株に該当するベンチャー企業が急激に評価されるようなこともあります。

投資をしている多くの人が良いと思うであろう会社に投資できるかが重要になるのです。そして、将来的に価値が上がる会社に、先取りして投資できたら万々歳になります。

言うなれば、人気投票を予測するようなものです。

 

このことから分かるように、株で100%確実に儲ける!とかは不可能です。

万が一「このやり方で株式投資をすれば絶対に損しない」といった謳い文句で勧誘・訴求してくる商品などと出会った場合は、全て詐欺系と思って無視してください

ネット副業全般に言えることですが、基本をしっかりと理解・実践した上で、着実に歩を進めていくことが大事です。「うまい話」というのは、そうそう転がっていないので…

失敗を最小限にしながら(ダメージの小さい失敗を経験しながら)、徐々に拡大して、勝てる確率の高いポイントを見つけたら、そこに集中する…そういうイメージで株式投資も学んでいくべきです。

 

次回は、株式投資よりも簡単な投資手法で、投資の初心者や忙しい人にもマッチする「投資信託」についてご紹介します。

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